はじめに
子供の教育環境ってとても気になりますよね。
我が家でも、長女が小学校に入学するタイミングで周りの家庭からもちらほらと塾や通信教育についての話題が耳に入ることが増えました。
コロナ禍ということもあり、塾に通うのではなく世間が落ち着くまでの間は通信教育をやってみることにしました。
通信教育といえばスマイルゼミや進研ゼミなどが有名だと思いますが、色々調べてみた結果、我が家ではZ会の小学生コースを始めてみることになりました。
今回は、我が家がZ会の小学生コースを始めるに至った理由についてお伝えしたいと思います。
タブレット学習か紙ドリルでの学習か

通信教育はタブレット学習と紙ドリルを用いた学習に大別できると思います。
我が家は共働き世帯のため、自分で丸付けができるタブレットでの教育が良いと思っていました。
タブレットを用いた通信教育としては、スマイルゼミ、チャレンジタッチ、Z会のタブレットコースあたりが候補に挙がりました。
この中でも、家にあるiPadを活用できるZ会のタブレットコースを体験してみることにしました。
1つ目の理由:体験してわかったタブレット学習の弱点
まず、体験するにも専用のタブレットを取り寄せる必要があります。
全額返金が保証されていたりと金額的には負担が少ないと思いますが、取り寄せ、返品など少しハードルが高く感じてしまいました。
そして、家にあるiPadを用いてタブレット学習を体験できるZ会のタブレットコースの体験を申し込んでみました。
始めは子供も親も興味津々で問題に取り組んでいきましたが、少し慣れてくると解説を読まずにゲーム感覚でどんどんと進めてしまうことに気が付きました。
間違っていても、解説を飛ばして次、次、次…と。
タブレットはゲームなどで扱いに慣れていますが、タブレット学習となると、問題を理解するのではなくて次に進めることが目的になってしまい、どんどん飛ばしてしまうようでした。
これは各家庭のお子さんの性格によると思いますが、学習という意味で問題を理解するためにはタブレットはあまり向いていないと感じてしまいました。
また、タブレットは学童へ持っていくことができないため、家に帰ってきてから学習に取り組む必要があります。
Z会の紙ドリルコースを選択した1つ目の理由は、タブレットではなく紙ドリルのコースを選ぶことにしたためです。
2つ目の理由:問題集のレベル設定のイメージ
同級生の子供が居る数名のパパママにも話を聞きましたが、問題集のレベル設定についても少し違っているようです。
- 教科書に準拠しており、学校の予習復習に役立つ → スマイルゼミ、チャレンジタッチなど
- あえて教科書に準拠せず、応用問題で基礎学力を向上する → Z会など
我が家では、教科書の予習復習であれば学校で配られる学習プリントや宿題とあまり差が無いと思い、中学受験等における実績も十分なZ会で学習を進めることに決めました。
※今のところは中学受験をする予定はありませんが、万が一その気になった際に選択肢が広がるかなと思っています。
Z会の紙ドリルコースを選択した2つ目の理由は、あえて教科書に準拠していないことが基礎学力向上に効果的だと考えたためです。
Z会の申込みまで

まずは資料請求をしました。
お試しのドリルが届くので、本人のやる気を確認しました。
そして、丸付けや解説など親の対応が必要な時間も確認しました。
Z会は単月より契約できるため、始めてみて合わなければ1ヶ月で解約することができます。
何度も子供と親で相談し、最終的にZ会を申し込むことにしました。
Z会の会費について
Z会の会費は学年やコース、支払い方法(年間払いか毎月払いか)によって異なります。
我が家は小学1年生のスタンダードコースなので、毎月3,927円〜となっています。
2021年4月より新2年生となるため、毎月4,301円〜に変更となるようです。
他の通信教育よりは若干値段設定が高めですが、毎月料金に落とし込むとそこまでの差はありませんね。
スマイルゼミは毎月3,520円〜、チャレンジタッチは毎月3,180円〜ですが、保証などタブレット関連の料金が別途かかります
Z会をはじめてみて

申込みをすると数日でスターターキットが届きます。
我が家では年度の途中で申込をしたので、必要なドリル類の他におまけのスタンプ、おはじき、下敷きなどがまとめて届きました。
教科書にあえて準拠していないとのことですが、「問題の文」が少し難しく、何を問われているかを理解するために国語力が養われるのではないでしょうか。
基本的な進め方は、問題集を進める→月末に課題を提出する→採点をした用紙が届くという流れです。
進捗の目安となるカレンダーがあるため、今日何をすれば良いかがひと目で分かります。
基本的な計算問題の他に、作文のように自分の考えを記入する問題も多い印象でした。
学習量を増やしたい世帯にはハイレベルコースの設定もありますが、我が家ではまずはスタンダードコースで毎日の学習リズムをつけようと考えています。
Z会のデメリット
✗ 丸付けをする
これはタブレット学習を選ばなかった時点で覚悟していましたが、日々の問題集は親による丸付けと解説が必要となります。
ただし、教えるときのポイントとなる解説書があるため、毎日の対応としてはそこまで負担には感じません。
問題集を通して、子供の考えを聞いたりとコミュニケーションの時間にもなっていると思います。
✗ 毎月の課題は郵送する
月末に提出する課題は郵送するため、都度切手が必要となります。
封筒や宛名シールは同封されているので、こちらもそこまで負担には感じませんでした。
まとめ
タブレット学習と紙ドリル学習それぞれにメリットとデメリットがあります。
また、通信教育を選ぶにも共働きという世帯環境や子供の性格、今後の教育プランなど様々な基準があると思います。
我が家はお試しの気持ちも込めて、紙ドリル学習と進路選択の汎用性が高そうなZ会を選択しました。
始めてみて数ヶ月が経過しましたが、子供も親も学習するリズムが掴めてきたと思います。
今後、自律して学習できるようになった際にはタブレット学習も選択肢に入ると思いますが、最初に導入する通信教育としてZ会の小学生コースは手軽に始められる内容だと思いました。
以上です。